◆月刊*パクス2月号

 

 

 

 

【2013年2月号目次】

 

■はりきゅうステーション

 『お腹を診る(腹診)』栄島英剛

 

■からだのふしぎ

 『マグロとヒラメ…筋肉の話』 坂東臣政

 

■月刊*この人

 『花岡青州と紫雲膏』湯浅佳子

   

■アロマ&美容鍼灸ルーム便り

 『フランキンセンス』 森麗美

 

■小さな幸せ

 『冬の風景編』 寺田薫子

 

■編集後記&お知らせ

◆はりきゅうステーション~12 お腹を診る(腹診)   栄島英剛

パクスでは患者さんのお腹を診ます。お腹を診ることを腹診(ふくしん)と言います。小児の治療も可能な範囲で腹診は行います。

 

肋骨の際はどうかな、おへそ周りはどうかな、わき腹はどうかな、下腹部はどうかなと診ていきます。

拍動しているとこ、硬いとこ、力がないとこ、肌のざらつき、汗の具合、おへその大きさ、深さ、形、向きなどを診ています。状態、部位からどこに問題があるのか推察していくのです。

良いお腹を言葉で頑張って表現すると以下の通りです。
 

 ふわふわして、
 適当な弾力があって、

 (柔らかすぎるのも良くありません)
 皮膚は滑らかで、ツヤがあって、
 うぶ毛はなく
 へその形はほぼ円形で、
 肋骨弓は広すぎず、狭すぎず

 

・・・です。

皆さんが判断するのは難しいと思います。もちろん腹診だけでなく、問診、脈、舌、ツボの反応などを参考にし、どういう治療を組み立てていくか総合的に考えます。

 


 

◆からだのふしぎ~15 マグロとヒラメ…筋肉の話   坂東政臣

人間の体には約200種類の筋肉(骨格筋)があり、体を動かす際に働いています。

 

筋肉は通常2つ以上の骨に関節をまたいで付着していて、筋肉が収縮することで関節を動かし、体を動かしています。

 

 

この筋肉、その働きから「遅筋(ちきん)」と「速筋(そっきん)」とに分けられます。

 

「遅筋」は収縮するスピードは遅い(瞬発力がない)のですが持久力に優れていて、赤い色なので赤筋とも言われています。

 

「速筋」は収縮するスピードが早い(瞬発力に優れる)のですが持久力がなく疲れやすい特徴があり、白く見えるので白筋とも言われます。

 

基本的に人間の遅筋と速筋の割合は半分ずつと言われていますが、スポーツ選手の場合その割合は変わってきます。

  

例えば陸上競技、100メートル走の選手とマラソンの選手では体型がずいぶん違いますよね。

 

短距離走では瞬発力が求められるため速筋(白筋)の割合が高くなります。体型としてはがっちりした体型になります。

 

対してマラソンのような長距離走の選手では瞬発力より持久力が必要なので遅筋(赤筋)の割合が高くなり、体型は細い体型になります。

 

 

そしてこの遅筋と速筋の違い、実は人間以外にもみられます。例えば、マグロとヒラメのお刺身を比べると、当然ですが色が違いますよね。

 

マグロのように長い距離を泳ぎ続ける魚の筋肉は遅筋である赤筋が発達します。

 

ヒラメは普段は砂地にもぐっていて、エサが近づくと一瞬で飛びかかる瞬発力が必要ですので速筋である白筋が発達しています。

 

今度お刺身を食べるときは、身の色から、海の中での生活を想像してみるのも面白いかもしれませんね。

 

 

◆月刊*この人~8 花岡青州と紫雲膏   湯浅佳子

花岡青洲(はなおかせいしゅう)
花岡青洲(はなおかせいしゅう)

我が家に常備してある軟膏に“紫雲膏”(しうんこう)というものがあります。

 

この紫雲膏を開発したのは江戸時代の医師、花岡青洲(はなおかせいしゅう/1760~1835)です。

 

花岡青州は世界で初めてチョウセンアサガオなどを用いた全身麻酔による手術(乳がん)を成功させた外科医です。通仙散(つうせんさん)という漢方の麻酔薬でテレビドラマの“JIN-仁-”でも大沢たかおさんが演じる南方先生が手術の際に使ってましたね。

 

紫雲膏はゴマの香りが漂う赤みの強い赤紫色の軟膏です。息子はこの軟膏を「赤色のお薬」と呼び、絶大な信頼を置いています。軟膏はこの薬しか付けさせてくれません。

 

 

紫雲膏(しうんこう)
紫雲膏(しうんこう)

おむつかぶれ、火傷、あかぎれ、カサカサしたアトピーの皮膚などに有効で、皮膚を潤してくれて炎症を収めてくれる作用があります。放射線治療による皮膚の炎症にも有効でしょう。

 

ベッドや枕、洋服に紫色が付いてしまうのが難点と言えば難点ですが、身体に優しいおすすめの軟膏です。薬局やネットで購入できますし、火傷や痔という症状であれば保険適用となり医師が処方してくれます。

 

【MEMO】彼の故郷の和歌山県紀の川市に青洲の里という記念館があります。一度、行ってみたいです。

◆アロマ&美容鍼灸ルーム便り~14 フランキンセンス   森麗美

今回は患者さんに「何の香り?」とよく尋ねられるフランキンセンスの香りを紹介します。

 

フランキンセンスははるかかなたイエスキリストの時代やそれ以前に儀式の際にも炊かれていたと言われています。ウッディー系の乾いたお香のような香りです。

 

紫外線やエアコンなどによるダメージを受けた肌はゴワゴワと硬くなりがちです。肌が乾燥して硬くなることでシワが目立ち始めてしまうこともありますが、フランキンセンスは肌を柔らかくする効果があると言われています。

 

化粧のりを良くし、メイク崩れを防ぎ、肌に弾力を与えてハリをキープしたい方に。ベースオイルに混ぜてフェイシャルマッサージがおすすめです。

 

また、不安や緊張を緩和してくれる作用もありますので気持ちを落ち着けたい時に炊いてみて下さい。他の精油とブレンドすることで楽しみも広がりますので興味のある方は気軽にお尋ね下さい。

 

アロマ&美容鍼灸ルーム

 

 

◆小さなしあわせ~13 冬の風景編   寺田薫子

 

娘がスノボに行った先から写真を送ってくれました!

なんて美しいのでしょう‥。

自然は時には恐ろしい顔を見せ、人を寄せつけない時もありますが、時に、こんなに美しい姿を見せて、人を魅了するのですね。。。

まだまだ寒いですが、もう少しで美しい春ですね。

元気に春を待ちたいものです。

 

 

【編集後記etc】

〇今月号も予定通り配信できました!予定していたことが予定通りできる・・・何事もなく過ごせたということです。私もスタッフも。それだけでありがたく、幸せな気持ちになります。

 

〇インフルエンザが流行していますね。予防対策はこちらをご参照ください。

 

〇花粉症の症状が出始めた人が増えてきました。花粉症は早め早めの対策で随分楽になります。詳細はこちらへ。