◆月刊*パクス10月号

【2012年10号目次】

 

■おすすめ

 『小児はりについて』栄島英剛

 

■パクスあれこれ

 『パクスの移転から2年…』湯浅佳子

 

■からだのふしぎ

 『あくびの不思議』 坂東臣政

 

■アロマ&美容鍼灸ルーム便り

 『アプリコットオイル』 森麗美

 

■からだがよろこぶレシピ

 『ごぼうの炊き込みご飯』 吉井まゆこ

 

■小さな幸せ

 『老いの美学編』 寺田薫子

 

■編集後記&お知らせ

◆はりきゅうステーション~10 小児はりについて   栄島英剛

鍼灸治療を受けたことがない方にとっては、子どもに鍼をしたら泣いて大変と思われるかもしれません。子どもへの治療は、なでたり、さすったりする程度で鍼を刺したりはしません。治療時間も5分前後と短いです。子どもは敏感で、素直なので軽い刺激で充分なのです。

 

じっとしていない子どもに対しては遊ばせながら、意識がおもちゃにいっているうちにこっそり鍼灸をしていきます。

 

当院のキッズルームには子どもたちに魅力的なおもちゃがたくさんある(小学校2年生までかな?)ので、子どもたちはなかなか帰りたくないようです。

 

当治療室では、疳の虫、アトピー、喘息、夜泣き、便秘、食が細い、風邪をひきやすいなどで困っておられる方が多く来られます。また、その他慢性的な症状や小児がん治療後のケア、西洋医学では有効な治療方法がない難病の方も来られています。

 

小児はりを受けさせるか受けさせないかはご家族の考え次第です・・・。子どもは一人で来れませんから。。。親が子どもたちの将来のためにできることを、小さなうちに、病が深くならないうちに、今しっかりとしてあげてください。子どもたちの将来、命を支え守っていくのはお母さん、お父さんしかいません。

 

小児はり治療についての詳細はパクスHPをご参照ください。

 

 

 

◆パクスあれこれ~8 パクスの移転から2年…   湯浅佳子

2010年10月2日、パクスは今のテナントビルに移転しました。早いもので、あれからもう2年が経過。色んなことがありました。

 

移転前のパクスはマンションの一室で開院していました。ベッドは3床しかなく、患者さんが増えるにつれ、手狭になり、なかなかご予約を受付けることができない状況が続いていました。

 

また、普通のマンションだったので、患者さんが増えたことで住民の方にご迷惑をおかけしたら・・・という思いもありました。

 

そんな悩みを持っていたときに、以前のパクス近くに良い物件を見つけて、現在の横浜エム・エスビルに移転したのです。

 

旧治療室との別れを感慨深く、そして、少々寂しく思われている患者様たちも多くいらっしゃいました。

移転前に治療室の記念撮影をなさったり、色々思い出話をしてくださったり、「最後に一度来たかった」と出産後すぐに来院されたり、各施術室を最後に見て回わられたり・・・など、患者様たちは様々な方法で旧治療室とのお別れをしてくださいました。

そんな患者様たちの姿を見て、患者様と共に作り上げてきたパクスだったのだ…、私が目指した患者様と人生を共有する治療室が出来ていたのかなぁ…と改めて嬉しく思ったことを昨日のことのように思い出されます。

新しい治療室は以前のパクスと比べると規模は大きくなり、ベッドは7床と以前の倍以上になりました。大きな治療室ですが、以前のアットホームなパクスの雰囲気や気配りをなるべく壊したくないと思い、この2年間頑張ってきたように思います。

 

これからも、パクスは女性のライフステージの中で、皆様の人生に少しでも関わり、お役に立てる治療室でありたいと思っています。温かい気持ちや思い、笑顔があふれる治療室でありたいとも思っています。

 

そして私の夢として、いつの日にか臨床に戻った時に、どこかのマンションの一室で以前のような小さなパクスもやりたいと思っています。以前のマンションよりもっと小さな別院パクスです。

 

ゆったりと、アットホームな雰囲気で治療を受けて頂く、看板も出さずに隠れ家的な完全個室、完全紹介制の治療室なんか良いかもねぇ…なんて色々と…。復帰の予定もありませんが、あれこれ楽しく考えています。

 

女性のライフステージと言う枠にとらわれず、もっと大きな、人としてのライフステージに寄り添い、そっと温かく生と死、生きていくこと、生き抜くことに向き合う小さな別院のパクス・テルレーナ治療室を作りたいのです。これが今の私の夢です。

 

 

 

◆からだのふしぎ~13 あくびの不思議   坂東政臣

退屈な時や寝不足の時など、ついついあくびが出てしまいますよね。そもそもなぜあくびが出るのか、皆さんご存知ですか?

 

実はあくびが出る原因はよくわかっておらず、諸説あります。

 

一つに脳の酸素不足という説です。特に疲れているときは、仕事や勉強で脳が沢山使われて酸素も多く消費され、結果、脳が酸素不足に陥ってしまいます。

 

その酸欠状体を解消するために大量の酸素を取り込もうとしてあくびがでるというわけです。他にも、内耳の圧力を外気と調整するという説や、体温の兆節に使われるという説もあり、真相はまだまだ解明されないようです。

 

また、「あくびはうつる(伝染する)」とよく言われていますよね。これは本当です。様々な実験で、あくびがうつることは証明されています。

 

なぜ伝染するのか、その理由もまた諸説ありますが、最新の研究では感情の共有に関係していると言われています。

 

そもそもあくび自体は原始的な反応で、哺乳類以外にも爬虫類や鳥類でおこることは知られていますが、あくびが伝染するのは人間以外にはチンパンジーなど一部の霊長類に限られています。(認知能力の高い犬でも伝染するという説もあります)

 

最近行われた実験では、様々な状況で、様々な組み合わせのペアであくびが伝染するか調べたところ、伝染にもっとも重要なのはあくびをする人同士の関係の深さとの結果がでました。

 

恋人や親族、友人など人間関係の深い相手ほどあくびは伝染しやすく、興味のない他人ほど伝染しにくいそうです。

 

また、見ず知らずの他人のあくびが伝染する人は、他人に共感する能力の高い人とも言われています。

 

他の人のあくびがついうつってしまう。そんな人は高い感受性をもった人なのかもしれません。

 

 

 

◆アロマ&美容鍼灸ルーム便り~12 アプリコットオイル   森麗美

アロマ&美容鍼灸ルームでリラックス音符
アロマ&美容鍼灸ルームでリラックス音符

今回は、当アロマ&美容鍼灸ルームでアロママッサージに使用しているベースオイルについてご紹介します。うんちくを知ることで身近に感じて頂けたらと思います。

 

現在、アプリコットオイルを使用しています。これに精油を加えてトリートメントをしています。

アプリコットオイルは杏の種の核を原料として作られています。ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているだけでなく、紫外線による皮膚の酸化を防いでくれます。

年齢を重ねるごとに皮膚膜の形成力が衰えて肌が無防備になりがちですが、アプリコットオイルは皮膚膜の代わりをして、肌の新陳代謝を正常にする効果があると言われています。

水にも馴染みやすいので、お風呂上りの湿った肌につければしっとりすべすべ。乾燥しがちなこれからの季節にピッタリですね(=´∀`)人(´∀`=)

一度開封してしまうと酸化が進んでしまうので少量ずつの購入がお勧めです。是非お試しください!

 

 

 

◆からだがよろこぶレシピ~9 ごぼうの炊き込みご飯   吉井まゆ子

秋はおいしい食べ物にあふれる魅力的な季節です。さつまいもに栗、きのこなど、女性にとっては本当にうれしい時期ですね。今回は、いまが旬の「ごぼう」です。

 

ごぼうと言えば、食物繊維。便秘解消に役立つだけではなく、コレステロール値低下や動脈硬化の予防にも効果があります。また、消化されてもブドウ糖を生じないので糖尿病食としても有用とされ、また繊維質リグニンには、がん細胞の発生を抑制する働きもあるようです。

 

中医学的には、体内にある余分な熱を冷まし解毒する働きがあります。そして痰や咳を切る効果もあり、これからの寒さに備え、日頃摂りたい食材の一つと言えそうです。

 

 

<ごぼうの炊き込み雑炊>


*材料:2~3人分*

ごぼう(ささがき) 中1本

スープ用
鶏もも肉 2枚
酒 1/4カップ

ご飯 茶碗2杯
レモン汁 大さじ1
塩 しょうゆ

  

*作り方*
1. あらかじめスープを作っておく。厚手の鍋に塩少々を揉み込んだ鶏もも肉を入れて酒をふり入れ、ひたひたの水を加えてふたをして火をつける。煮立ったら弱火にして10分ほど火が通るまで蒸し煮にし、そのまま冷ます。

 

2. 1の鶏もも肉を取り出し、鍋に残ったスープをこして、瓶などに移し、冷蔵庫に数時間以上おく。上に固まった脂肪を取り除く。

 

3. 鍋にご飯、ごぼう、塩小さじ1/2、2のスープに水を足してカップ3にしたものを入れて火をつける。アクを取り除いて15分ほど弱火で炊き、ご飯がふっくらして水分が少なくなってきたら、レモン汁としょうゆ小さじ1を加え、ざっと混ぜる。器に盛り付け、2の鶏もも肉少々を切って乗せて出来上がり。

 

 

もちろん、市販の鶏がらスープを使ってもおいしくできます。また、白米でなく分つき米や玄米を使えばさらに味わい深くなりオススメです。スープに使って残った鶏も、色々用途がありそうですね。

 

温かい雑炊で、秋の夜長をぽかぽかに過ごしてみてはいかがでしょう♪

 

 

 

◆小さなしあわせ~11 老いの美学編   寺田薫子

横浜のキャッツシアターが、この秋、千秋楽を迎えると聞いたので、母を誘ってキャッツを観に行ってきました。

 

小さい頃は厳しい母でしたが、70を越えた頃から丸くなり、75の今は、少しずつ少女に戻っているようにすら見えます。とても楽しんで観劇をしておりました。

 

絵文字だらけの可愛いメールを作り送ってきます。とても上手です。少しだけ、何かをしてあげるだけで、素直に大げさに喜びます。

 

昔。たいそう皮肉っぽくてクールだった人と同じ人とは思えません。でも、年を重ねて、頑固で意地悪なおばあちゃんにならないでくれて良かった。と思うのです。

 

人生の最終コーナーを曲がる頃、ニコニコと機嫌よく周りの家族に感謝して、小さな喜びを素直に喜んで、毎日でなくていいから、少しくらいの良い事をして、よく歩いて、よく笑って、ぐっすり眠る。

 

それが出来たなら、大した偉業をなさなくても、誰かを傷つけるような若い日の過ちがあったとしても、お金持ちになれなくても、人生の勝者と言えるんじゃないかしら?と、ミュージカルの帰り、横浜地下街で、メモリーを鼻歌で歌いながら歩いてる母を見ながら思ったのでした。

 

ちょっとくらい恥ずかしくても我慢しましょ。(笑)

 

 

 

【編集後記】

〇久しぶりに連続で毎月、月刊*パクスを発信できました(^^)色んな意味でとても 嬉しいです。来月も今のところ発行の予定です。

 

〇秋も深まり、冬に向かって寒さがましていることもあって、風邪などの感染症にかかっている人が増えてきました。子どもたちの間ではRSウイルスが流行し始めているようです。

 

〇インフルエンザの流行ももうじきやってくるでしょう。未然に予防できるものは予防しましょう。東洋医学的インフルエンザ対策の詳細はこちらを。