◆月刊*パクス9月号

【2011年9月号目次】

 

■はりきゅうステーション

 『鍼灸の始まり』栄島英剛

 

■からだのふしぎ

 『おなかがグーッと鳴る理由』坂東臣政

 

■月刊*この人

 『パクススタッフ』湯浅佳子

 

■アロマ&美容ルーム便り

 『もうすぐ1年』鈴木英理子

 

■小さなしあわせ

 『親孝行ごっこ編』寺田薫子

 

■からだがよろこぶレシピ

 『さつまいもの蒸しパン』吉井まゆ子

 

■編集後記&お知らせ

 

◆はりきゅうステーション~5 鍼灸の始まり

 

今回は鍼灸の起源についてのお話です。

 

紀元前202~後8年に前漢で存在した中国最古の医学書”黄帝内経(こうていだいけい)”という本の中にツボや鍼のことが出てきす。  

 

 

ちなみに栄養ドリンクのユンケル”黄帝”液が”皇帝”液でないのは、黄帝内経の黄帝をとったようです。またユンケルはドイツ語のユンカー(貴公子)からとのこと。

 

話を戻して、鍼灸は2000年の歴史はります。そして、黄帝内経は素問(そもん)と霊枢(れいすう)からなります。

 

素問には、養生法、生理、病理、病因、病証、診断法、治療法などについて、問答形式で書かれています。

 

霊枢は素問に比べより実践的で、鍼、易学、天候学、気学、薬学などの記載があります。残念ながら作者は不明です。

 

日本における鍼灸の歴史は、はっきりとした形を見せるのは701年に制定された大宝令により、医学関係の役所として宮内省に設けられたときに始まります。

 

日本で最古の医書は丹波康頼が編纂した 医心方(いしんぽう)です。

 

丹波康頼は大霊界などで知られている俳優・心霊研究家の丹波哲郎さんのご先祖様らしいです。 35歳以上の方は丹波哲郎さんを知っていると思うのですが…。



担当:栄島

 

 

◆からだのふしぎ~5 おなかがグーッと鳴る理由

静かな場所で恋人と二人っきり、重要な会議中や授業中のシーンとした教室。こんな時にお腹が「グーッ」と鳴ってしまい、恥ずかしい思いをした経験はありませんか?

 

  

一般にお腹が鳴る時は、まず空腹が考えられます。

  

 でも、どうして空腹だとお腹が鳴るのでしょうか?そもそも、皆さんはどんな時に空腹を感じますか?胃が空っぽになった時?

 

 

実は、人が空腹を感じるのは、血液中のブドウ糖の量が減った時なんです。

 

ご飯やパンなどの炭水化物は、身体の中で分解されてブドウ糖になります。そのブドウ糖が腸で吸収され、血液中に入り、身体のエネルギーとして利用されます。

 

特に脳はブドウ糖の消費が激しく、血液中のブドウ糖の25%を消費しています。

私たちが食事をすれば血液中のブドウ糖濃度(血糖値)は上昇し、時間がたつにつれ血糖値は下がります。

 

そして、一定の値より血糖値が低下すると、脳がこれを感知し、「お腹がすいた」と感じます。すると脳は身体にいつ糖分が入ってきてもいいように、胃に対して胃袋の中に残っているわずかな食べ物を腸に送り出すよう命令を出します。

 

 

その結果、胃が収縮し、食べ物と一緒に胃の中の空気が

胃から腸に押し出される時に「グーッ」と音が鳴ります。

 

この「空気が移動する音」、これがお腹の音の正体です。

 

 

空腹時にお腹が鳴るのは胃が正常に働いている証拠です。

「やっぱり気になる」という方には対処法をご紹介します。

 

おなかが鳴ったら何か食べればよい、と思いがちですが、実はこれは逆効果です。間食は胃酸の分泌のバランスを崩し、余計お腹が鳴りやすくなると言われています。

 

一番良いのは三食決まった時間に食事をとり、胃腸のリズムを整えることです。リズムを整えれば、突然の「グー」という音に悩まされることが少なくなります。

 

また、朝食を抜かしてしまうと空腹感が一層高まります。お腹が鳴りやすい人は特に朝食をしっかり食べるようにしましょう。その際は、パンは消化が早いので、腹持ちの良いご飯がお勧めです。

 

担当:坂東

 

 

◆月刊*この人~4 パクススタッフ

当治療室に来院される患者様の中には長年のお付き合いになっている方も多くいらっしゃいます。

 

皆様それぞれの身体や心のお悩みが改善された後も、体調管理のためや何か不調があった時に来院される方も多いのです。

 

皆様にとってパクスがホームドクター的な役割となることは嬉しいことであり、私たちが理想とするパクスのあり方の一つでもあります。

 

最近、そんな長年のお付き合いのある患者様たちから、パクスのスタッフ近況について聞かれることが何度かありました。久しぶりに来院された場合はパクスの動向もわからないことが多いと思います。

 

ですから、今回は現パクスのスタッフたちの写真を通してスタッフの近況を伝えたいと思います。各スタッフの担当曜日については、パクスあおぞらのスタッフ紹介をご参照ください。

 

 

◎院長・栄島先生

 院長として、月~土まで日々パクスで子どもから大人まで様々な患者様と接し、臨床に励んでいます。様々な学びの中で臨床家として日々進化していきたいそうです。現在ダイエットもしています(^_^;)

 

 

 

◎副院長・湯浅

この夏は私事で色々とバタバタしていました。9月からは基本的に通常通りの勤務に戻りました。一歩一歩、鍼灸師として、母として、今できることを大切にしていこうと思っています。それと、少しずつマクロビの勉強をしてプチマクロビ生活を始めました。

 

◎坂東先生

鍼灸専門学校と専任教員とパクスでの勤務で奮闘しています。学校の先生は大変だけれど大きなやりがいがあるそうです。往診部門の責任者としても活躍中です。その穏やかな雰囲気でストレスを抱えた患者様を和まし癒しています。そして、パクスっ子ガールズたちの憧れです(^_-)

 

 

 

◎鈴木先生

鍼灸師として、また、アロマ&美容ルーム責任者としてスタッフをまとめ、日々奮闘しています。パクスの頼もしい存在です。今月のおすすめの精油は柑橘系の「マンダリン」、おすすめのアロマのコースはゆったりできる60分だそうです。

 

 

 

◎寺田先生

先輩ママとして、鍼灸師として、パクスで行われるスキンタッチ教室の責任者として奮闘中。育児の経験を踏まえた寺田先生のスキンタッチ講座は本当に分かりやすく、私たちも勉強になります。また、アロマ講座も受講してその専門性を深めています。

 

 

 

◎吉井先生

育児休暇が終わり、この春から勤務再開して、アロマ&美容ルームを中心に勤務しています。 只今、アロマ&美容ルームの新しい取り組みのリーダーとして奮闘中です。

 

産後に女性鍼灸師が仕事を続けていくのは色々と困難も多いですが、 お産・育児を経験した(している)先生が臨床に立つ意味は大きいです。・・・吉井先生、この時期の苦悩は後々必ず臨床にいきてきます。(と、私も自分に言い聞かせています)お互い出来ることを頑張りましょう。

 

担当:湯浅

 

 

◆アロマ&美容ルーム便り~5 もうすぐ1年

アロマルームが立ち上がってもうすぐ1年です。今回は改めてアロマルームのことを振り返ってみようと思います。

 

 

アロマルーム発足の思い

 

鍼灸治療はとても有効な治療法です。 ただ酷く体調の不調に悩まされていない場合は、リラックスのために、明日への活力のために・・・と鍼灸治療を受診される場合はあまりいらっしゃいません。

 

ずっと来院されていて症状が改善した場合など鍼灸治療の経験がある方は、上記のような場合でも鍼灸治療を選ばれる方が殆どですが、鍼灸治療に馴染みがないない方にとってはそれがファーストチョイスにはならないようです。本当はとても良いのですが。

 

 

アロマで女性の健康をサポート

 

アロマセラピーであれば、上記のような方々のニーズも高く「本格的な治療を受けるまでもないけれど疲れがたまりやすい・・・」という方たちの健康管理のお手伝いも出来ます。

 

継続的にお手伝いが出来た場合は未然に大きな病の予防や早期に体調の変化も分かり、何らかの対策をアドバイスできることもあるでしょう。

 

また、鍼灸治療で体調改善したいけれど鍼灸がちょっと怖くて不安・・・という方にはアロマセラピーやその他の治療プログラムで体調改善して頂く方法も提示できます。

 

実際、まずアロマで来院されて、その後鍼灸治療を受けられるという方も少なくありません。

 

 

様々な立場の女性のためにパクスができること

 

「女性の健康のために、様々な立場の女性が来院できる場所を作りたい」という思いで作られたのがアロマルームです。そして、色々と試行錯誤しながら1年の月日が経ち、ご来院頂ける方が増えてきました。

 

体質改善のため定期的に来院される方、ちょっと疲れが溜まったら駆け込んでいらっしゃる方、皆様それぞれの目的でご利用頂いています。妊婦さんのアロママッサージも受け付けているので妊婦さんも多くいらっしゃいます。

 

 

女性の健康のために更に進化する

 

この秋よりアロマルームは『アロマ&美容ルーム』と改名して、アロマ・美容部門のスタッフ間でアイディアを出し合いながら、新しい治療プログラムなど作り上げて取り入れています。

 

女性のためのちょっと寛げるテーマパークのように、楽しく幸せに、そして、健康で笑顔になれる場所作りをスタッフ一同更に目指して頑張っていきたいと思っています。

 

【パクス・テルレーナ治療室付属 アロマ&美容ルーム

 

担当:鈴木(アロマ&美容ルーム責任者)

 

 

◆小さなしあわせ~5 親孝行ごっこ編

残暑はまだまだありますが、空を見上げるといつの間にか秋の空となっていました。

 

少し早く、もっと秋を感じたくて、母と北海道に旅行に行きました。生まれて初めての、母娘2人旅です。

 

空港で待ち合わせて、父に送られてやってきた母を見て、「いつの間にか、すっかりおばあちゃんになってしまった」と、つくづくと、初めに思ってしまった旅行の開始でした。

 

そんな母を見て、今回は、とにかく私のことは二の次にし、母が「やりたい。」と言うことを全てやらせてあげよう。と、朝の羽田で決心したのでした。

 

母は旭山動物園ではしゃぎ、小樽で人力車に乗ってはしゃぎ、昭和新山の昭和のレトロな香り漂う熊牧場でで熊にりんごを投げ、美しいサラブレッドがたくさんいる牧場で、もう引退して観光客を乗せているという優しい眼をした馬に彼女は、74歳にして初めて馬に乗せてもらいました♪

 

夜は、母の生きてきた道の話を聞きました。私の知らない母の人生の話がたくさんでした。

 

「お母さん」というの存在とは、子どもにとっては大きすぎて・・・。子どもの頃、若い頃というのは、「お母さん」というだけで、特別です。

 

万能の神のごとく、私のことを分かって欲しくて、分かってくれない!と、過剰な甘えと期待を持って反抗したこともあったなぁ・・・と懐かしく思い出しながら、母の・・・女性としての話、嬉しかった話、悔しかった話、傷ついた話、誰かを許せないと思っている話。いろいろな話をただ聞きました。

 

いつの間にか、「お母さん」と、「1人の女性」としての彼女をを切り離し、話が聞けるようになったんだな・・・と、もうすっかし、自立して、子どもではない自分を意識したりもしました☆

旅行が終わって、ホントの実感は・・・親孝行なんて、やったことなかったけど、やる気も全くなかったけど・・・でも・・・「間に合ってよかったな~」ということでした♪

 

なかなか、親孝行なんて照れくさくて素直にできない。とおっしゃる方も多いとは思いますが(私もそうでした!)でも・・・ちょっぴりお勧めです♪

 

大人になって、考えてみると、親に対する気持ちは「感謝」だけであることに大きく気づけることと思います♪

 

そんな気持ちに気づけた今回の旅行は、小さな幸せ。でした。できるだけ長い間、元気でいて欲しいな☆

 

 

【追記】

・・・とは言うものの、実の娘なだけに遠慮がなく、我がまま邦題言う母で、何度イラっとしたことか(笑)  帰宅後「楽しかった~♪これを機会に年に一度ぐらい~」という電話を受け、、聞こえないフリをしてしまったという、「親不孝な娘」です。。。(笑)

 

担当:寺田

 

 

◆からだがよろこぶレシピ~3 さつまいも蒸しパン

まだまだ暑い日が続きますが、トンボが飛んだり夜は涼しい風が吹いたり、秋はすぐそこまできていますね。

 

今回のレシピは、秋の味覚「さつまいも」のおやつです。

 

さつまいものカロリーは米や小麦の1/3と低く、ビタミンCや食物繊維がたっぷりと含まれているので、体の外も中もキレイにしてくれる女性に嬉しい野菜です。

 

東洋医学的に言うと、さつまいもには脾気を補う(食欲不振・身体の怠さ・浮腫・不正出血などに働きかけるもの)効能があります。

 

食べ物の性質としては「平性」なので身体を温める冷やすという寒熱の偏りがなく多くの人に向いていますが、特に消化機能が弱っている時や便秘にも良い食材です。腹部膨満感がある時は控えたほうが良いでしょう。


 

<さつまいも蒸しパン>

 

■材料(口径7cmの紙カップ10個分)
さつまいも1/2本(約100g)
小麦粉 2カップ
ベーキングパウダー 小さじ2
塩 小さじ1/2
レーズン 1/2カップ
りんごジュース 1カップ

 

■作り方
1 ボールに小麦粉、ベーキングパウダー、塩を入れて混ぜる。
2 さつまいもは8mm角に切る。
3 レーズンはざく切りにする。
4 1に2、3を入れ、りんごジュースを少しずつ加えて混ぜる。
5 紙カップやシリコンカップなどに流し入れ、蒸し器で20~25分蒸す。

 

お菓子をはじめ料理の甘味づけに、私はよくりんごジュースや玄米甘酒を使います。

 

ジュースは濃縮還元ではなく出来るだけストレートのものを選んでいます。おいしさや甘さが全然違います。そして玄米甘酒は玄米がゆを発酵させて作った身体に優しい甘みです。

 

離乳食中期の頃から、息子によく作って食べさせていました。最初はさつまいもの甘みのみで十分で、パクパクよく食べてくれました。妊婦さんのおやつにも良さそうです。

 

担当:吉井

 

 

【編集後記&お知らせ】

 

◎“パクスお茶会~子どもたちを放射性物質の汚染から守る”、 “パクスクラブ~不妊治療を経験してママになった方々の支え合いサークル”が開催されます。詳細はパクス交流広場へ。

 

◎パクススタッフも参加している「スキンタッチ教室・よこはま有志」の親子スキンタッチの定期教室が10月に開催されます。東洋医学の小児はりをベースに考えられた子どもたちの健康のために自宅でできるセルフケアです。

 

◎あっという間に秋に突入。秋は夏の疲れによる体調不良が出やすい時期です。無理せずに過ごしてくださいね。秋の過ごし方やセルフケアはこちらをご参照ください。

 

◎今回も編集しながら先生たちの文章を楽しく読みました。毎回読みながら、私を含めまだまだ至らない所はたくさんありますが、患者様思いの良いスタッフたちに恵まれているなぁとシミジミ嬉しくなります。手前味噌ですいません。

 

◎吉井先生のレシピ美味しそうですね。私も作ってみようと思います(^_-)

 

◎丹波哲郎さんの話は興味深いですよね。私も35歳以上なので、もちろん丹波さんは知っています。因みに栄島先生のご先祖には佐賀の鍋島藩に仕える漢方医・高宗弘堂という人がいます。今でもその家はあって佐賀県遺産となっています。とても歴史を感じる邸宅です。

 

 

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